法学部生だけどはてなのインフラで4年間バイトした

(↑上司の id:y_uuki さんが考えてくれたタイトル / "法学部生"なのはあと少しだけですが..)

はてなでインフラエンジニアのアルバイトを約4年間やって、本日最終出社だったので簡単に振り返ります。

アルバイト入社前後

大学入学から少しして、はてなアルバイトの退職エントリを何かで見つけ、(今の アルバイト採用 - 株式会社はてな にはないですが) 確か当時の募集要項には、サーバを組み立てる仕事、みたいな職種が書いてあり、なんか面白そう、ということで深く考えず応募したのを覚えています。
面接のあたりから Linux とか Perl の話が出てきて、思ってたのと違うぞと面食らってはいましたが、さすがに不安を覚えたのが、研修が始まって謎の課題を与えられたとき。内容は "小規模サーバに Gentoo をインストール。ネットワークは Thinkpad から NAT で頑張れ" というもの。Linux に触ったことは一度もなく、最初は単語の意味もわからなかったものの、いろいろと本を読んだり、アドバイスをもらったりしながら徐々にゴールへ近づいていくというのが、その時から面白い! と感じ、それが結果として今日まで続けてこられました。

やってきたお仕事

本当にいろいろやらせてもらってきましたが、その中で印象に残っているものをいくつか。
まずは、AWS 関連。サービスや機能の検証も楽しかったですし、AWS の使いにくい機能を改善するツールを作っている時に、同じことができる新機能が出てきて振り回されるという面白体験もできました。
次に、OS インストーラの改善。オフィスの倉庫スペースに座椅子を持っていって Debian の preseed で試行錯誤したりしてましたが、うまくいった時は結構嬉しく、今でもこういう画面みるとテンションが上がったり。
あと、何かのコードを書くことも結構あって、Perl ならまだしも、Go で mackerel.ioプラグインを書くとなった時はうろたえましたが、おかげでまだまだ拙いですが Go もたまに書くようになりました。(ちなみに最近は Perl と比べると Ruby の方が好みになってしまった)

感想など

こうやって改めて振り返るまでもないですが、このアルバイトをして良かったな、と思います。上でも書きましたが本当に多種多様なタスクを与えてもらい、飽きっぽい私でも、全然飽きることがありませんでした。
関連して、技術の奥深さもでしょうか。もともと「何かの裏側・仕組みを知りたい」という好奇心は強い方でしたが、何か一つを理解してもさらに深い世界が待っている、というような感じで、誇張なしに日々発見の連続でした。
また、そういった仕事や技術面で、少しずつではあるものの着実に、成長したかな、ということを自覚することができていたのも、今考えると大きなモチベーションになっていました。

あと、さらに個人的な話ですが、技術を趣味活動に活かすことができているのも、このアルバイトをしていなければと考えると、大きな副産物かもしれません。
さらにさらに個人的な話をすると、私がアルバイトとして所属していた期間は4年しかありませんでしたが、その期間だけでも、はてなという会社が着々と "伸びて" いき上場も果たす、そのダイナミズムのようなものを比較的近くで見ることができました。これはなかなか体験できるものではないと思いますし、(詳しくはアレですが) 私の進路選びにも実は結構な影響を与えてくれたのかな、と思います。

長くなりましたがまとめると、はてな、アルバイトもオススメです。

最後になりますが、システムプラットフォーム部の方々をはじめ、はてなの皆様にはお世話になり、本当にありがとうございました!!